11年ぶりのツアー
昨日、大阪城ホールで開催された竹内まりやさんのコンサートに行ってきました。
11年振りのツアーということで絶対に聴きたかったライブ。
始まるまでの時間を長く感じながら、
周りを見渡すとどこも私と同じくらいの世代の人たちばかり。
「大阪のおじさん、おばさん全員集合」という感じで何だか笑えました。
歌声と知的な語りに魅了されました
そして、ついに始まったライブ。
まりやさんの歌声はもちろんですが、
知的な語り口にも魅せられました。
明るく朗らかな曲調も好きですが、
歳のせいか「いのちの歌」がとても心に沁みました。
「この星の片隅で めぐり会えた奇跡は
どんな宝石よりも たいせつな宝物」
「本当にだいじなものは 隠れて見えない」
「生まれてきたこと 育ててもらえたこと
出会ったこと 笑ったこと
そのすべてにありがとう
この命にありがとう」
これらの歌詞が私のような高齢者には刺さります。
この曲を歌う前に、まりやさんが、
自分が今こうやって生かされていることへの感謝の気持ちを話されました。
今、ここに生かされているだけでもありがたい!
そう思えたひとときでした。
東洋医学で読み解く“人生の節目”
そして、この曲に並んで心に残った曲が
「人生の扉」
です。
まりやさんが51歳になった時に、ふと、
「私はあと何年生きられるのだろう」
と思い、その時感じたことを曲にしたそうです。
ここで、少し東洋医学ネタを入れておきます。
東洋医学の古典書「黄帝内経(こいていだいけい)」には、
女性は7の倍数の年齢になると体の変化が生じると書かれています。
7x 7 = 49 で、49歳頃に閉経を迎えるということになるのですが、
臓腑器官も弱って体調の変化をきたしやすくなります。
ちなみに、男性は8の倍数の年齢になると体の変化が生じると書かれています。
男女を問わず更年期というのは皆が通る道ですし、
体調の変化も大なり小なりみんな経験することと言えるでしょう。
「人生の扉」が教えてくれる時間の尊さ
まりやさんも人生の節目になるような頃に、
体調の変化も気にされながらこの曲を作られたのかなと勝手な妄想をしてました。
話は脱線しましたが、この曲の歌詞もしみじみと胸に響きました。
「ひとつひとつ 人生の扉を開けては 感じるその重さ
ひとりひとり 愛する人たちのために 生きてゆきたいよ」
「君のデニムの青が 褪せてゆくほどに 味わい増すように
長い旅路の果てに 輝く何かが 誰にでもあるのさ」
人生において、取り戻せない時間こそが貴重なものだと再認識。
何歳になっても年代ごとに違う輝きがある。
大きなエネルギーをいただきました
ちなみに、まりやさんが70歳であの若さ、美しさを保っていることは驚異的。
曲の合間にされるお話もとても丁寧で、笑いもあり、教養もありで、
人生の先輩から貴重なエネルギーをたくさんいただきました。
バンドメンバーの方々も最高でした!
素敵な時間と空間をありがとうございました!!
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